「さっきまで眠そうだったのに、布団に入ったら急に元気になった……」
「もう寝る時間なのに、走り回っている」
「寝かしつけようとすると、なぜかテンションが上がる」
子供と一緒に寝る準備をしていると、こんなことはありませんか?
お風呂も入った。
歯磨きも終わった。
パジャマも着た。
あとは寝るだけ。
そう思った瞬間、
「遊びたい!」
「まだ寝ない!」
と元気になる。
布団の上でゴロゴロしたり、突然歌い始めたり、走り回ったりすることもあります。
親としては、
「眠いなら早く寝ればいいのに……」
と思ってしまいますよね。
でも、子供が寝る直前に元気になるのには、いくつかの理由があります。
単純に「寝たくないから遊んでいる」という場合もありますが、疲れすぎて興奮していることもあります。
この記事では、子供が寝る直前に元気になる理由と、寝かしつけるときの対応について紹介します。
結論:寝る直前に元気になるのは珍しいことではありません
まず結論です。
子供が寝る直前に急に元気になることは、珍しいことではありません。
その理由としては、
- まだ眠る準備ができていない
- 疲れすぎて興奮している
- 遊びたい気持ちが残っている
- 親との時間をもっと楽しみたい
- 寝ることが「楽しい時間の終わり」に感じる
- 寝る前の生活リズムが整っていない
- 昼寝などで眠気が十分にたまっていない
などが考えられます。
特に、「眠いから静かになる」とは限らないところが、子供の寝かしつけの難しいところです。
子供が寝る直前に元気になる7つの理由
1.まだ眠気が十分ではない
一番分かりやすいのが、まだ本当に眠くなっていないケースです。
「もう夜だから寝る時間」と大人は考えていても、子供の体はまだ眠る状態になっていないことがあります。
例えば、
昼寝を長くした。
夕方に少し寝た。
朝遅くまで寝ていた。
日中あまり体を動かしていない。
こうした場合は、夜になっても眠気が十分にたまっていないことがあります。
すると、
「眠くない!」
となり、布団に入ってから元気になってしまいます。
2.疲れすぎて興奮している
「眠いなら、疲れれば疲れるほど寝るのでは?」
と思いますよね。
ところが、子供の場合は、疲れすぎることで落ち着きにくくなることがあります。
一日たくさん遊んだ。
昼寝をしなかった。
寝る時間がいつもより遅くなった。
そんな日に限って、
「寝ない!」
「遊ぶ!」
と元気になることがあります。
親から見ると、
「こんなに疲れているのになぜ?」
と思いますが、眠気と疲労が必ずしも同じように表れるわけではありません。
3.まだ遊びたいから
子供にとって「寝る時間」は、
「楽しい時間が終わる時間」
でもあります。
「もっと遊びたい」
「まだママと一緒にいたい」
「もう少しテレビを見たい」
という気持ちがあると、寝ることに抵抗したくなります。
その結果、
「寝ない!」
と言いながら急に元気になったりします。
本当に体力が余っているというより、楽しい時間を終わらせたくない気持ちが強いのかもしれません。
4.親との時間をもっと楽しみたい
日中は保育園や幼稚園に行っている子供の場合、夜になって親と過ごせる時間が増えます。
すると、
「もっとママと遊びたい」
「パパと話したい」
という気持ちが出てくることがあります。
寝る時間になると、
「まだ一緒にいたい!」
となってしまう。
だから、寝る直前に急に話しかけてきたり、遊びを始めたりすることがあります。
これは「寝たくない」というだけではなく、親との時間を大切にしたいという気持ちの表れでもあります。
5.寝る前に刺激が多すぎる
寝る直前まで、
- 激しく遊ぶ
- 大きな音の動画を見る
- テレビを見る
- 明るい部屋で過ごす
- 興奮するような遊びをする
など、刺激が多いと、気持ちを落ち着かせにくくなることがあります。
「そろそろ寝よう」と言われても、頭も気持ちもまだ遊びモード。
その状態で布団に入れば、
「眠れない!」
となるのも無理はありません。
寝る前は、少しずつ活動量を落としていくことがポイントです。
6.寝る時間が毎日バラバラ
寝る時間が日によって大きく違うと、子供にとっても「いつ寝るのか」が分かりにくくなります。
昨日は21時。
今日は22時。
明日は20時。
というように毎日違うと、寝る準備を始めるタイミングも変わってきます。
もちろん家庭の事情もあるので、毎日完璧に同じ時間に寝る必要はありません。
ただ、
「お風呂→歯磨き→絵本→布団」
のように、寝る前の流れをある程度固定すると、子供が「そろそろ寝る時間」と理解しやすくなります。
7.「寝なさい」と言われるほど遊びたくなる
子供に、
「早く寝なさい!」
「もう寝る時間!」
と言えば言うほど、
「まだ寝ない!」
と言いたくなることがあります。
これは、子供が親に反抗したいからとは限りません。
自分で決めたい気持ちが強くなっている時期なら、
「寝るかどうかは自分で決めたい」
という気持ちが出ることもあります。
「今すぐ寝なさい」と強く言われることで、かえって抵抗したくなることもあるでしょう。
「眠そうなのに元気になる」のはなぜ?
これもよくあります。
あくびをしている。
目をこすっている。
もう眠そう。
なのに、
「寝る?」
と聞いた途端、
「寝ない!」
と元気になる。
これは、眠気があることと、寝たい気持ちがあることが別だからかもしれません。
子供は眠くても、
「まだ遊びたい」
「寝るのは嫌」
と思うことがあります。
つまり、
「眠い」と「寝たくない」が同時に存在することもあるのです。
寝る前に元気になったら、さらに遊ばせるべき?
ここは悩むところですよね。
「元気だから、もう少し遊ばせよう」
と思うこともあります。
ただ、寝る時間が大きく遅れてしまうようなら、さらに激しく遊ばせるよりも、少しずつ落ち着ける方向に持っていくほうがいいでしょう。
例えば、
「じゃあ最後に一回だけ遊ぼう」
↓
「終わったら歯磨きしよう」
↓
「歯磨きしたら絵本を読もう」
というように、次の行動を予告しておく方法があります。
寝る前の「いつもの流れ」を作る
子供を寝かせるときは、
「そろそろ寝るよ!」
と突然終わらせるより、
毎日ある程度決まった流れを作るほうが分かりやすいでしょう。
例えば、
お風呂
↓
パジャマ
↓
歯磨き
↓
絵本
↓
布団
という流れです。
この流れを繰り返していると、
「絵本を読んだら寝る」
という見通しを持ちやすくなります。
特に絵本は、寝る前の切り替えにも使いやすいでしょう。
寝る前は「静かな遊び」に切り替える
寝る直前まで走り回っていると、気持ちを落ち着けるのに時間がかかることがあります。
そこで、寝る前は少しずつ静かな遊びに切り替えます。
例えば、
- 絵本を読む
- お絵描きをする
- 積み木で遊ぶ
- ぬいぐるみで遊ぶ
- 今日あったことを話す
- 子供の好きな歌を小さな声で歌う
など。
「もう遊んじゃダメ」ではなく、遊びの種類を変えるイメージです。
「あと1回」を上手に使う
子供が、
「まだ遊びたい!」
と言ったら、
「じゃあ、あと1回だけね」
と区切る方法があります。
ただし、
「あと1回」と言ったら本当に終わることが大切です。
「あと1回」
↓
「もう一回!」
↓
「じゃあ、もう一回だけ」
と続けてしまうと、子供も「まだ続く」と学習してしまいます。
「これが終わったら寝る」という見通しを作ってあげましょう。
「早く寝なさい」より「次は何する?」もおすすめ
寝かしつけのときに、
「早く寝なさい!」
「いつまで遊んでるの!」
と繰り返すと、親も子供も疲れてしまいます。
そんなときは、
「次は何するんだっけ?」
と聞いてみるのも一つです。
子供が、
「歯磨き!」
と言えたら、
「そうだね。じゃあ歯磨きしよう」
と次の行動に移ります。
子供自身に流れを思い出してもらうことで、少しずつ自分で寝る準備をする習慣にもつながります。
寝る前の「もう一回!」にはどうする?
寝る前になると、
「水飲みたい」
「トイレ」
「絵本もう一冊」
「もう一回ぎゅーして」
と、いろいろなお願いが出てくることがあります。
本当に必要な場合もありますが、
「まだ寝たくない」
という気持ちが隠れていることもあります。
そんなときは、できる範囲で応じつつ、
「お水を飲んだらおしまい」
「この絵本を読んだら寝よう」
と、終わりを分かりやすくしてあげるといいでしょう。
寝かしつけに時間がかかる日は、親も焦らなくて大丈夫
子供がなかなか寝ないと、
「早く寝て!」
と焦ってしまいます。
でも、親が焦るほど子供も落ち着かなくなることがあります。
もちろん毎日完璧に寝かしつける必要はありません。
「今日はなかなか寝ない日だな」
くらいに考えられると、親の気持ちも少し楽になります。
生活リズムを整えることは大切ですが、一晩うまく寝られなかったからといって、すべてが台無しになるわけではありません。
昼寝も確認してみる
夜になかなか眠れない場合は、昼寝の時間も一度確認してみましょう。
昼寝が長すぎたり、夕方遅い時間まで寝ていたりすると、夜の眠気が弱くなることがあります。
一方で、昼寝が短すぎたり、全く眠れなかったりすると、疲れすぎて落ち着きにくくなることもあります。
子供の年齢や生活リズムによって必要な睡眠は異なるので、「昼寝をなくせば夜すぐ寝る」と単純に考えないことも大切です。
寝る直前の元気さだけで判断しなくて大丈夫
子供が寝る直前に元気になると、
「うちの子、全然寝ないけど大丈夫?」
と心配になるかもしれません。
でも、
「寝る直前に元気になる」
という一つの行動だけで、何か問題があると判断する必要はありません。
子供によって、眠気の出方や寝るまでの時間には違いがあります。
もし睡眠について気になる場合は、
- 夜にどのくらい眠っているか
- 昼寝をどのくらいしているか
- 朝は何時ごろ起きているか
- 日中の機嫌や活動の様子
- 生活リズムが大きく乱れていないか
など、全体の様子を見ることが大切です。
いびきがひどい、呼吸が苦しそう、夜間に何度も目を覚ますなど、睡眠そのものについて気になる症状がある場合は、小児科などに相談してみましょう。
まとめ:寝る直前の「元気!」には理由があります
子供が寝る直前に元気になる理由には、
- まだ眠気が十分ではない
- 疲れすぎて興奮している
- もっと遊びたい
- 親との時間をもっと楽しみたい
- 寝る前の刺激が多い
- 寝る時間が毎日バラバラ
- 「寝なさい」と言われることで抵抗したくなる
などがあります。
特に覚えておきたいのは、
「眠い=すぐ静かになる」とは限らない
ということです。
子供は眠くても、
「まだ遊びたい」
「ママと一緒にいたい」
「寝るのは嫌」
と思うことがあります。
だからこそ、寝る時間が近づいたら、
「もう寝なさい!」
と急に切り替えるより、
お風呂
↓
パジャマ
↓
歯磨き
↓
絵本
↓
布団
というように、いつもの流れを作ってあげるのもおすすめです。
寝る前は激しい遊びから静かな遊びへ少しずつ切り替える。
「あと1回」と終わりを伝える。
そして、なかなか寝なくても親が必要以上に焦らない。
そんな工夫を重ねていくと、少しずつ寝る前の時間も落ち着いてくるかもしれません。
「もう寝るよ」と言った途端に走り出す。
布団に入ったら急に歌い始める。
さっきまで眠そうだったのに、突然元気になる。
そんな姿を見ると、
「どうして寝る直前だけ元気なの?」
と思いますよね。
でも、その元気の中には、
「まだ遊びたい」
「もっと一緒にいたい」
「今日をもう少し楽しみたい」
という子供の気持ちが隠れているのかもしれません。
寝かしつけに苦戦する夜もあります。
そんな日は「早く寝かせなきゃ」と頑張りすぎず、できる範囲でいつもの夜の流れに戻してあげる。
それくらいの気持ちで付き合っていくのもいいのではないでしょうか。
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