「絵本を読んでいたら、子供が突然登場人物の真似を始めた!」
「『私は○○役ね!』と言って、物語を再現している」
「絵本を読んだ後も、ずっとキャラクターになりきって遊んでいる」
子供と絵本を読んでいると、こんな場面に出会うことがあります。
大人からすると「絵本を読んでいたはずなのに、いつの間にかごっこ遊びになっている」と感じるかもしれません。
しかし、これは絵本をただ聞いているだけではなく、物語の世界を自分なりに楽しんでいる姿ともいえます。
今回は、子供が絵本の登場人物になりきる理由や、読み聞かせからごっこ遊びへ自然につなげる方法について紹介します。
子供が絵本の登場人物になりきるのはなぜ?
子供が絵本の登場人物になりきる理由はいくつかあります。
例えば、
- 登場人物が大好き
- 物語の世界を再現したい
- 覚えたセリフを言ってみたい
- 主人公と同じことをしてみたい
- 自分で物語を作ってみたい
- 親にも一緒に遊んでほしい
などです。
絵本の内容を繰り返し聞いていると、登場人物の行動やセリフを覚えることがあります。
そして、それを実際の遊びの中で再現するようになるのです。
「ごっこ遊び」は絵本の続きなのかも
子供にとって、絵本を閉じたら物語が終わるとは限りません。
絵本を読み終わった後に、
「じゃあ、私がこの主人公ね!」
と遊び始めることがあります。
これは、
「この物語をもっと楽しみたい」
という気持ちの表れかもしれません。
絵本で見た世界を、自分の遊びの中に取り込んでいるのです。
覚えたセリフを言ってみる
お気に入りの絵本を何度も読んでいると、子供はセリフを覚えることがあります。
そして遊びの中で、
「こんにちは!」
「待って!」
「こっちだよ!」
など、絵本と同じ言葉を使い始めることがあります。
親が聞いていると、
「それ、絵本のセリフだ!」
と気づくこともあるでしょう。
子供にとっては、覚えた言葉を実際に使ってみることも楽しい遊びになります。
主人公になりたい気持ち
子供は絵本の主人公に憧れることがあります。
勇敢な主人公なら、
「自分も強くなりたい」
優しい主人公なら、
「自分も助けてあげたい」
というように、物語の登場人物に感情移入することがあります。
そのため、絵本を読んだ後に主人公の真似をすることがあります。
「今日は○○役!」と決めることも
ごっこ遊びが好きな子供なら、
「今日は私が主人公!」
「パパは悪者ね!」
など、自分で役割を決めることもあります。
親としては、
「なぜ自分が悪者なんだろう……」
と思うかもしれませんが、これも子供なりの遊び方です。
子供が作ったルールに合わせてあげると、物語の世界がどんどん広がっていきます。
絵本を読んだ後に「何をする?」と聞いてみる
読み聞かせが終わったら、
「○○ちゃんは何をしてた?」
「主人公みたいにやってみる?」
などと聞いてみるのもおすすめです。
子供が乗り気なら、そのままごっこ遊びを始めてみましょう。
おもちゃがなくても遊べる
ごっこ遊びというと、たくさんのおもちゃが必要だと思うかもしれません。
でも、特別なものがなくても大丈夫です。
例えば、
- タオルをマントにする
- 箱を乗り物にする
- クッションを山にする
- 紙をチケットにする
- 毛布をお店の屋根にする
など、家にあるものを使うだけでも遊べます。
子供は大人が思いつかないような使い方をすることがあります。
絵本の世界を少し広げてみよう
例えば、絵本の主人公が森を冒険する話なら、
「この先には何があると思う?」
と聞いてみます。
すると、
「お城がある!」
「恐竜がいる!」
など、絵本には登場しない新しい設定が出てくるかもしれません。
ここから子供オリジナルの物語が始まります。
子供が作った物語を否定しない
子供のごっこ遊びでは、絵本とは全く違う展開になることがあります。
「本当はそんな話じゃないよ」
と言いたくなることもありますが、あえて子供の世界に合わせてみるのもよいでしょう。
例えば、
「えっ、ここに恐竜が出てきたの?」
「どうする?」
と聞いてみます。
すると子供が、
「逃げる!」
「仲間になる!」
など、次の展開を考えてくれるかもしれません。
「正解の物語」にしなくてもいい
絵本には本来のストーリーがあります。
しかし、ごっこ遊びでは自由に変えて構いません。
主人公が別の場所へ行ってもいい。
悪者が急に仲間になってもいい。
最後に全員でケーキを食べてもいい。
子供が作った物語なら、それも立派な遊びです。
親はどこまで参加すればいい?
毎回、親が全力でごっこ遊びをする必要はありません。
子供から、
「ママは○○ね!」
と言われたら、少しだけ役になりきる。
それだけでも十分です。
例えば、
子供「パパはお客さんね!」
親「はい、何をください」
子供「ケーキです!」
親「じゃあ一つください」
これだけでも、子供は楽しんでくれるでしょう。
子供にストーリーを任せてみよう
親が全部展開を決めるよりも、
「次はどうする?」
と子供に任せてみるのもおすすめです。
子供が、
「次は船に乗る!」
と言ったら、
「どこへ行くの?」
と聞いてみる。
すると、さらに新しい物語が生まれます。
絵本のセリフをアレンジしてみる
覚えたセリフを、そのまま使うだけでなく、少し変えてみるのも楽しい方法です。
絵本で、
「お腹がすいた!」
というセリフがあれば、
「今日は何が食べたい?」
とアレンジしてみる。
子供が、
「ラーメン!」
と答えるかもしれません。
そこから新しい会話が始まります。
兄弟がいる場合は役割を決めるのも楽しい
兄弟姉妹がいる家庭なら、登場人物の役割を分けて遊ぶこともできます。
「お兄ちゃんは主人公」
「妹は動物」
「パパはお店の人」
というように、みんなで参加します。
もちろん、子供同士で役を取り合うこともあります。
そんなときは、
「今日は交代にしよう」
など、家庭に合ったルールを作ってみましょう。
絵本からごっこ遊びへつなげるメリット
絵本を読んだ後にごっこ遊びをすると、物語をもう一度別の形で楽しめます。
例えば、
読む
↓
聞く
↓
覚える
↓
真似する
↓
自分で物語を作る
という流れです。
最初は絵本に書かれている物語を楽しんでいた子供が、少しずつ自分のアイデアを加えるようになることもあります。
親が間違えても子供に教えてもらえばいい
ごっこ遊びをしていると、
「そのセリフは違う!」
「ここでは○○するんだよ!」
と子供に指摘されることがあります。
そんなときは、
「そうだった!教えてくれてありがとう」
と子供に教えてもらいましょう。
子供が先生役になれるので、それも楽しい経験になります。
親が疲れている日は短時間でもOK
ごっこ遊びは楽しい反面、子供が夢中になると長時間になることがあります。
「もう30分もやってる……」
ということもありますよね。
そんな日は、
「あと5分遊んだらおしまい」
と時間を決めても大丈夫です。
「今日はここまで。続きはまた明日ね」
と伝えれば、次回の楽しみにすることもできます。
「絵本→ごっこ遊び」を毎回やる必要はない
もちろん、毎回ごっこ遊びにつなげる必要はありません。
絵本を読んだら、
「面白かったね」
で終わっても十分です。
子供が自然に遊び始めたときに、一緒に楽しんであげればよいでしょう。
よくある質問
Q. 子供が絵本の登場人物になりきるのは普通ですか?
絵本の内容を楽しんだ後に、登場人物の真似をすることはあります。
お気に入りのキャラクターになりきって遊ぶのも、子供にとって楽しい遊び方の一つです。
Q. 絵本と違うストーリーを作っても大丈夫?
もちろん大丈夫です。
ごっこ遊びでは、子供が自由に物語を変えて楽しんでもよいでしょう。
Q. 親も本気で演技したほうがいい?
無理に本気になる必要はありません。
短い会話だけでも、子供と一緒に遊ぶことができます。
Q. ごっこ遊びが長く続いて困ります
「あと5分ね」「この場面でおしまい」と、終わりを先に伝えておくと区切りをつけやすくなります。
まとめ|絵本の世界を遊びに変えるのも子供の楽しみ方
子供が絵本の登場人物になりきるのは、単なる真似ではありません。
大好きな物語をもう一度楽しんだり、覚えたセリフを使ったり、自分なりに物語を広げたりしているのかもしれません。
「今日は○○役ね!」
と言われたら、できる範囲で一緒に参加してみましょう。
タオルをマントにしたり、箱を乗り物にしたり、家にあるものを使うだけでも十分楽しめます。
そして、子供が絵本とは違うストーリーを作り始めたら、
「次はどうなるの?」
と聞いてみるのもおすすめです。
思いもよらない展開が始まるかもしれません。
絵本は、ページをめくって読み終わったら終わりではありません。
子供の中では、その後も物語が続いていることがあります。
お気に入りの絵本をきっかけに、親子でごっこ遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
コメント