最近はめっきり暑くなりましたね!
熱中症や脱水防止の為にととスポーツドリンク等のイオン飲料を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
でも、飲み過ぎるとビタミンB1が不足し、特に子供は身体の不調や深刻な症状に陥りやすいそうです。
運動後や汗をかいた時の水分補給に、イオン飲料をとる人は多い。イオン飲料とは、糖分と塩分を含む飲み物を指し、スポーツドリンクが最も身近であると言えるでしょう。
しかし、近年は飲み過ぎで“かっけ”になる子供が離乳期を中心に増えているそうです。
目次
“かっけ”とは
“かっけ”は戦前に多かった病気。
ビタミンB1欠乏症の一つで、手足の痺れや浮腫みが起き、歩き辛さや座り辛さといった神経症状が出て、重症化すれば心不全を引き起こす事も。
原因
ビタミンB1が欠乏する原因は、スポーツドリンクの糖分。
ビタミンB1は体内で糖を分解してエネルギーを作る為に必要とされていて、スポーツドリンクを1リットル飲む毎に体内のビタミンB1を約0.1ミリグラム消費する計算になるらしいのです。
一般的なスポーツドリンクは本来、大人が運動時にエネルギーを補給するための飲み物です。
汗をかいて失った塩分と糖分を一緒に取る事により、体への水分の吸収を促す為、下痢や発熱で脱水症状になったときに医師がスポーツドリンクを勧める事もありますね。
ところが脱水状態でない子供がイオン飲料を飲むと、その塩分で喉が渇く為、結果としてたくさん飲んでしまう事があるのだそう。
さらに子供は甘い味に慣れると、薄味の離乳食を食べたがらなくなったりもする為、これによる小食を心配する親が、食事代わりにスポーツドリンクを与えてしまい、尚の事食事からビタミンB1を取れずにますます不足するというケースもあるのだとか。
まとめ
熱中症対策や体調不良時等、状況によってイオン飲料は効果的な水分補給を行うことが出来ます。
ですが、大切なビタミンを大きく減らすような飲み方をさせてしまっては本末転倒ですよね。
大人が飲む時も勿論ですが、子供に飲ませる時も適度な飲ませ方をさせて、食事も気を付けてあげる事が大切ですね!!
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