スマホのバッテリーが残り1%。
「まだいける。」
そう思って、そのまま使い続けたことはありませんか?
動画を見る。
SNSを見る。
ゲームをする。
そして、
「あと1%あるから大丈夫」
と粘る。
ところが突然、
「バッテリー残量がありません」
という無情な表示。
スマホの画面が真っ暗になります。
ここで気になるのが、
「スマホって、毎回1%まで使い切るのはバッテリーに悪いの?」
という疑問です。
結論から言うと、現在一般的なスマートフォンで使われているリチウムイオン系バッテリーでは、毎回ほぼ空になるまで使い切ることを習慣にする必要はありません。
むしろ、長く使いたいなら「完全に使い切ってから充電する」という考え方から少し離れたほうがよいでしょう。
「0%まで使い切る」は昔の常識だった?
スマホの充電について調べると、
「バッテリーは使い切ってから充電したほうがいい」
という話を見かけることがあります。
しかし、ここには古いバッテリーの知識が混ざっていることがあります。
昔使われていたニッケル系の充電池では、継ぎ足し充電によって容量が減ったように見える「メモリー効果」が知られていました。
そのため、
「一度しっかり使い切ってから充電する」
という考え方が広まった背景があります。
一方、現在のスマートフォンでは、リチウムイオン系のバッテリーが一般的です。
そのため、
「毎回0%近くまで使ってから充電しなければならない」
という昔ながらのルールを、そのまま当てはめる必要はありません。
1%まで使うと何が問題なの?
では、なぜ1%まで使うことをおすすめしにくいのでしょうか。
ポイントは、バッテリーの「充電サイクル」です。
バッテリーは、使った分だけ少しずつ劣化していきます。
例えば、
「100%→0%」
まで一気に使った場合だけが1サイクルになるわけではありません。
「100%→50%」
まで使って充電し、
また「100%→50%」
まで使った場合も、合計すると100%分を消費したことになります。
つまり、
「何回充電したか」だけではなく、どれくらいの量を繰り返し使ったか
が重要です。
そのため、
「バッテリーを1%まで使うと、その瞬間に壊れる」
という話ではありません。
問題なのは、毎日のように極端に残量が少ない状態まで使い続ける習慣です。
1%になってから充電器を探すのは危険
バッテリーが1%になるまで使う最大の問題は、劣化だけではありません。
単純に、
充電する場所がなくなったとき困ります。
外出中にスマホが1%。
しかも、
モバイルバッテリーがない
充電できる場所がない
電車の乗り換えがある
地図を使いたい
電子チケットを表示したい
となったら、かなり焦ります。
特にスマホは、電話やメッセージだけの道具ではありません。
地図。
決済。
チケット。
認証コード。
交通情報。
ホテルの予約情報。
さまざまな機能をスマホに頼っています。
だからこそ、
「まだ1%ある」ではなく「もう1%しかない」
と考えたほうが安全です。
じゃあ何%になったら充電すればいい?
ここで気になるのが、
「じゃあ20%?」
「30%?」
という問題です。
実は、すべてのスマホに共通する「この数字になったら絶対に充電」というルールがあるわけではありません。
日常的な使い方では、バッテリー残量がかなり少なくなる前に充電する習慣を作ると、0%近くまで使い切る必要がなくなります。
例えば、
30%くらいになったら充電する
という自分なりのルールを作っておけば、突然のバッテリー切れを防ぎやすくなります。
重要なのは「30%が魔法の数字」ということではありません。
完全放電を毎日の習慣にしないこと。
これがポイントです。
実は「100%のまま放置」も気になる
「じゃあ、充電器につないで100%にしておけばいいんだ!」
と思うかもしれません。
しかし、バッテリーを長く使いたいなら、充電方法だけでなく、
高い充電状態のまま長時間放置すること
にも注意したいところです。
スマートフォンには、バッテリーの状態を考慮して充電を管理する機能が搭載されている場合があります。
例えばiPhoneには「バッテリー充電の最適化」などの機能があります。
Androidスマートフォンでも、メーカーによって充電を制限したり、充電速度を調整したりする機能が用意されていることがあります。
自分のスマホにこうした機能があるなら、設定を確認してみるとよいでしょう。
一番気をつけたいのは「熱」
スマホのバッテリーについて考えるとき、残量の数字ばかり気にしてしまいがちです。
しかし、もう一つ重要なのが、
熱です。
スマホを使っていると、本体が熱くなることがあります。
特に、
高負荷なゲーム
長時間の動画撮影
高温の場所での使用
直射日光が当たる場所
高温になった車内
などでは注意が必要です。
さらに、充電しながら負荷の高い処理を続けると、本体が熱を持つことがあります。
バッテリーをいたわりたいなら、
「何%で充電するか」
だけではなく、
「熱くなっていないか」
にも注目しましょう。
「充電しながらゲーム」はどうなの?
スマホでゲームをしていると、
「充電が減ってきた」
↓
「充電器を挿す」
↓
「そのままゲームを続ける」
ということがあります。
もちろん、状況によっては必要な使い方です。
ただし、ゲームなど負荷の高い処理と充電を同時に行えば、本体が熱くなることがあります。
スマホが明らかに熱くなっているなら、いったん負荷を下げたり、使用を中断したりすることも考えましょう。
「充電しながら使う=即バッテリーが壊れる」
という単純な話ではありません。
大切なのは、
熱がこもるような状態を長時間続けないこと
です。
1%まで使う人がやりがちなこと
ここまでを踏まえると、1%まで使う人には、いくつかありがちな行動があります。
「あと少しだから」と動画を見る
残り5%。
「この動画だけ見よう。」
そして3%。
「あと1本。」
1%。
「まだ終わってない。」
そして突然終了。
このパターンはかなり危険です。
特に外出先では、スマホが必要になった瞬間に使えなくなる可能性があります。
バッテリー残量をゲーム感覚で見る
「今日は1%まで耐えた。」
「昨日は2%で充電した。」
なぜか記録を更新したくなる。
しかし、バッテリーにとっては、
「限界まで使えた!」
ことが必ずしもメリットではありません。
スマホのバッテリーはスポーツ選手ではないので、限界チャレンジをする必要はありません。
充電器を持ち歩かない
「まあ、今日は大丈夫でしょ。」
そして夕方。
「残り7%……。」
夜。
「2%……。」
ここでようやく充電器を探し始めます。
スマホのバッテリーは、本人が思っている以上に早く減ることがあります。
特に、
GPS。
動画。
ゲーム。
カメラ。
モバイル通信。
などを使う日は、余裕を持っておくほうが安心です。
バッテリーを長く使いたいなら「極端」を減らす
スマホのバッテリー管理で大切なのは、
「絶対に100%にしてはいけない」
「絶対に30%で充電しなければならない」
といった極端なルールを作ることではありません。
むしろ、
極端に減らす、極端に熱くする、極端な状態で長時間放置する
といった使い方をできるだけ避けることが重要です。
日常生活なら、
「減ってきたから充電する」
くらいで十分実用的です。
スマホのバッテリーは「消耗品」と考える
どれだけ丁寧に使っても、スマホのバッテリーは永久には使えません。
充電と放電を繰り返せば、少しずつ容量は変化していきます。
だから、
「絶対に劣化させない」
ことを目指す必要はありません。
大切なのは、
できるだけ無理な使い方を減らして、快適に長く使うこと。
これくらいの考え方で十分です。
今日からできるバッテリー対策
難しいことをする必要はありません。
まずは、
0%近くまで毎回使い切らない
バッテリー残量が少なくなったら早めに充電する
本体が熱くなる使い方を長時間続けない
高温の場所にスマホを放置しない
スマホに搭載されている充電最適化機能を確認する
外出時は必要に応じて充電器やモバイルバッテリーを用意する
このあたりから始めれば十分です。
まとめ|「1%まで使える」は「1%まで使うべき」ではない
スマホのバッテリーが1%になったからといって、すぐに故障するわけではありません。
しかし、
毎回1%や0%近くまで使い切る必要もありません。
現在のスマートフォンでは、昔の充電池に対する「完全に使い切ってから充電する」という考え方を、そのまま当てはめる必要はありません。
むしろ、
「まだ1%ある」
と限界まで使うより、
「そろそろ充電しよう」
と余裕を持って充電するほうが、日常生活では便利です。
そしてバッテリーについて考えるなら、残量だけではなく「熱」にも注目しましょう。
スマホのバッテリーは、根性で鍛えるものではありません。
1%まで使って、
「今日も耐えた!」
と喜ぶ必要はないのです。
次にスマホが10%を切ったときは、
「まだ使える」ではなく「そろそろ休ませよう」
くらいに考えてみてはいかがでしょうか。
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